夏にエアコンなしで過ごす方法あるの?20年前の気温と照らし合わせて答えを出す
近年の夏はとにかく暑い。
40℃を連発し、地獄のような日々という表現を使ってもしっくりくる。それほどまでに2010年代の夏は暑い。異常なほどの酷暑に感じるが、今後はこの酷暑が当たり前のようになると予想されている。予想ではさらに気温が上がっていき、日本の夏は灼熱地獄になるという見方もされている。
こんな我が国において夏にエアコンなしで過ごす方法はあるのだろうか?
ふと気になって調べてみたが、どれもこれも曖昧な方法で現実的でない方法ばかりだった。たまにある「寝てしまえばいい」みたいな意見には吹き出しそうになった。暑いから眠れないし。
エアコンなしで過ごせるのか?
今回その辺りについて結論出していきたいと思う。
目次
夏をエアコンなしで過ごす方法はない
方法を模索した。その上で断言しよう。
方法はない。
夏をエアコンなしで過ごすなどというのは数十年前の話である。今はない。これはもう自信を持っていえる。正確には今は一部地域でギリギリあったとしても今後を考えると100%ありえないだろうという予想を込めての答えである。
夏をエアコンなしで過ごす方法は「ガマン」である。
様々な情報サイトや聞き込みの結果、エアコンなしで過ごすには「直射日光の遮断」やら「風通しを良くする」とか「風鈴を設置する」や「扇風機をつけまくる」みたいなものであった。
はっきりいって効果は薄い。いくら風を取り入れたとしても夜は虫が入ってくるからダメだ。近年は熱帯夜ばかりで、夜だって涼しくはない。
エアコンを付けないのはおすすめしない。命に関わるからだ。
これも昔の話になるが、北海道ならば涼しかった。しかし2018年は北海道も非常に暑く、一部特別な地域以外はエアコンを使うことを推奨したい。絶対に使うべきである。
俺が子供だったころはまだ良かった。あの頃は涼しかった。エアコンとかなくても楽勝だった。




これが実際のデータだ。
平均 最高 最低 24.2 26.7 20.8 ※1993年8月2日の静岡県浜松市のデータ
引用元 http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=50&block_no=47654&year=1998&month=8&day=4&view=
それほど詳細に乗っているわけではないが、こちらの気象庁から数十年前のデータなどを調べることが可能だ。
俺が子供だった25年前のデータでは上記のような数字となっている。これで年寄りが「昔は過ごしやすかった」だの「夏はスポーツに適していた」だのと言う気持ちがわかっていただけだろう。ちなみに引用元に飛べがわかるが、25年前は平均気温が30度を超えた日はなかった。たった一度も。
そして、次に紹介するのが25年後となるデータ。
平均 最高 最低 30.2 35.9 26.7 ※2018年8月2日の静岡県浜松市のデータ
引用元 http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=50&block_no=47654&year=2018&month=8&day=2&view=
嘘偽りのない気象庁様のデータである。




我慢しないほうが安上がり!?
エアコンは高いから使いたくないという意見を聞く。
しかしだ、考えてもらいたい。
エアコンを使用すると料金が高くなるのは事実だが、逆にいえばエアコンを適切な温度でつけ、水分と塩分をしっかり補給すれば少なくとも熱中症になる可能性は抑えられる。
熱中症になって病院に直行、入院となればそっちのほうが高くつく。おまけに入院となったら仕事は休まなければいけないし、学校だっていけない。
それくらいだったら電気代を払うようが余程リーズナブルと言えるだろう。
もっとも、設定温度を下げ過ぎて体調崩したというような自己管理ができない場合は別だ。下げればいいってものじゃない。自分が生活しやすいレベルの温度に調節しましょう。
それでもエアコンを使いたくない




☆空気を通す+扇風機を利用する
☆直射日光を遮る ☆体を冷やす ☆打ち水をする |
空気を通す+扇風機を利用する
風通しをよくして涼しくなる方法です。
部屋の中に空気が滞ると熱がこもるので、暑い空気を外に出しましょう。さらに扇風機を設置して風力をアップさせることで効果アップします。
さらに扇風機の前に氷を置くことで効力倍増です。
直射日光を遮る
王道の方法ですが、窓から差し込む直射日光を防ぎましょう。
カーテンやブラインドでも十分です。本当はすだれなどのほうが高い効果を得られるのですが、この辺りは手持ちと相談しましょう。値段が張るものもあります。
体を冷やす
保冷剤、濡れたタオルで体を冷やす方法です。
血管が集まる部分に氷を当てることで大きな効果を発揮します。特に首元だったり、わきの下は効果が高いです。
また、体を冷やすのであれば解熱効果のある夏の食べ物を食べましょう。スイカやトマトは効果アリです。
打ち水をする
古典的な方法ですが、高い効果のある打ち水。
家の回りに打ち水をすると、高温になったコンクリートや地面の温度が下がります。東京オリンピックでも使用される方法とのこと。
結論
エアコンなしで過ごす方法あるのかという問題ですが、すでに答えは出ている。
暑い日はエアコンをつけましょう。
ガマンして倒れたらそれこそお金の無駄だ。エアコンが嫌いな人もいるだろうが、温度をすこし高めに設定して扇風機と並行して使用して部屋を涼しく保ちましょう。
昔とは違う。
今はエアコンを使うほうが正しい時代になった。エコを頑張りたい気持ちは理解できるが、命あってのモノダネである。
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