サマータイムに経済効果は期待できるのか?日本は過去に失敗している事を思い出そう!

サマータイムに経済効果はあるのか。

日本にも導入が検討されているこちらのサマータイムですが、経済効果があると巷で騒がれている。これは事実なのだろうか。

俺としては効果は薄いと感じている。というか、そもそも反対派だ。こちらの記事で反対の理由について書いてある通りである。

経済効果についても疑問で、正直「ない」と思っている。

サマータイムの経済効果について

政府が検討しているサマータイムの導入で経済効果は7000億円と言われている。専門家の試算によると、夏時間になれば支出が増えるなど個人消費が押し上げられ、年7000億円の経済効果があるという。

どうして経済効果があるのか。

それは消費を高められるからだ。

サマータイムは時間を進めることになる。仮に1時間導入したら、昼間の仕事が通常時刻の5時ではなく、4時に終わるということ。そうなったら使える時間が1時間増えることになる。

娯楽・レジャー・外食などで消費が増えると考えられているからだ。外出が多くなり、サービス業への経済効果が見込まれる。

意見君
皮算用っぽいな。仕事舐めてるのかな?
そうだな

ただし、これはあくまでも残業なしで終わった場合である。

日本で導入するのであれば問題点が多々ある。日本はマジメ(社畜)な国民性なのでサマータイムの分まで残業させる可能性も高い。

残業ばかりになれば経済効果はなく、労働時間が増えるだけで悲鳴が聞かれるだろう。

 

経済効果に疑問の声

専門家は経済効果ありと言っているが、これは単なる拙い予想だと思う。1時間自由になったからといって家族で出かけるとは考えにくいだろう。せいぜい家の中でごろごろしている時間が増えるだけだ。

すでに導入している世界の国を見てみよう

世界には60か国以上で導入されている制度だが、実のところ評判はイマイチだというのはご存知だろうか。特に経済に関しては疑問や不満の声が多く、むしろ混乱の元になっているという声まである。

サマータイムはEU、アメリカでも廃止が続々と検討されている。

実際、フィンランドでは反対の署名が行われたほどだ。

サマータイムで日中使える時間は増えるものの、仕事疲れは一緒である。仕事の後で家族サービスは難しい。大体給料が増えるわけではないので貧困層にとっては別段変わりないといえる。

 

猛暑対策なのに経済効果を謳うな

こちらは経済効果と関係ないが、怒りたい気持ちがあったので。

それが導入理由だ。

サマータイムの導入は東京オリンピック2020の猛暑対策だったはずだ。それがいつの間にか「経済効果がある」などと言いだすのは卑怯というもの。

オリンピックの猛暑対策が理由なら、競技時間をズラして夜にしたり、早朝にしたらいいのではないだろうか。

政府は「経済効果あり」と導入を推し進めたい考えだが、主体性がなくその理由では納得しかねる。外出が増えるという専門家もいるが、今の時代は家族で過ごすことも少なくなり、家でアプリやゲームをしている層がすこし早い時間に切り替わるだけだろうと個人的に予想する。

 

日本は過去に失敗している

実は日本は終戦直後である「1948年〜1951年」までの3年間、サマータイムを導入していた経緯がある。

夏時刻法という法律が制定され、既定の時刻に1時間加えたタイムゾーンを採用した形で導入していた。もっとも、当時のGHQが夏時間を導入したと言われている。

日本が政治的に独立をする直前で夏時刻法は廃止となった。

つまり、その時点で「日本には合っていなかった」とか「効果は薄い」と言えるのではないだろうか。効果があったのならばそのまま継続したはずだろう。

主体となる産業の変化はあるだろうが、効果があるならもっと早く制度導入の声が出ているといえる。

 

結論

以上の理由で「サマータイムに経済効果がある」という説に異を唱えたいものだ。

もし高い効果があるのなら世界中でこの制度を導入しているはずだ。近年になって次々廃止されるなどという事はないだろう。

まあ、世界中では経済効果だけを目的としてはいないだろうから一概には言いがたいが。

経済効果に関しては不透明ではあるが、日本ではあまり根付かないだろうと言いたい。

そもそも年度の途中から時間を変更したり、仕事の時間が変わったり、リズムが変化するのはあまり日本人向けではないと思う。過去に失敗もしているし、制度導入に関しては見送っていただきたいところ。

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