夏休み延長はいらない?学校にクーラーなしの場合を考えると難しい

9月 8, 2018

子供にとって最もテンションが上がるイベント夏休み。

その夏休みに「延長」の話が出ている。

これについては個人的に微妙なところだ。小中学校の中にはクーラーが設置されていないところもあるし、9月上旬の気温は地域によって35℃を超えるだろう。そうなったら勉強どころではない。

ただし、市町村によってはクーラーが100%のところもあるし、地域格差が生まれるから難しいところだ。ちなみに少ないところでは3%位の設置率らしい。

さすがに政府も重い腰をあげて延長という検討に入ったようだが、しかしまだ全国的に実施されるのかという点に対しては未知数である。

夏休み延長に問題点があるの?

まずここから。

昨今の酷暑は耐えられるものではなく、9月から授業というのは集中力を欠くし、体育では倒れる人が続出することが予想される。その酷暑対策として夏休み延長はいいアイデアだと思う。

ただ、問題点はある。

まずは両親に対する負担だ。親が共働きの場合は子供が家にいるだけで大変になる。そもそも政府の方で共働きを推奨しておいて、夏休み延長するというのはいかがなものかと。

また、授業日程の調整が大変だ。

今まであたり前のようにこなしていた日程が急に変更となる。夏休みが延長となれば授業が遅れないよう、他の時期に登校することになる。春休み、冬休みを削ることになれば教師に負担が掛かる。

仮に登校日が増えなければ授業が遅れ学力低下に繋がる恐れがある。

 

学校にクーラーなしが問題

意見君
これだよな
まあ、最大の問題点だな

 

この夏休み延長に関して賛否の意見が出ている最大のポイントがこれだろう。格差のせいで意見がかなり割れているといっていい。

そう、クーラーの設置率だ。

※文部科学省「公立学校施設の空調(冷房)設備設置状況調査」に示された2017年度の結果より引用※

このように全国的にみればクーラー設置率は約50%だ。

東京ではほぼ100%だが、それ以外の地域ではかなり遅れている。少ないところでは10%を下回る都道府県もある。

意見君
静岡県は?
5~15%・・・
意見君
・・・ドンマイ

 

このように地域によって格差が凄い。40℃近い気温の中でクーラーなしというのは自殺行為以外に説明しようがない。

 

どうして設置しないの?

何故、全国の学校にクーラー設置を義務付けないのか。そもそもどうしてクーラーを設置していないのか?

理由は簡単だ。

お金がないから!!

単純にこれである。1台設置するだけでもかなりの金額なのに、それが数十台単位となれば恐ろしい金額になる。おまけにそういった学校が全国あちこちにあるのだ。莫大な費用が必要となる。

それに、もうひとつ問題が隠れている。

古い学校にはクーラーを設置するという想定してない時代に建っているので、電気の容量も足りないし分電する配電盤も足りない。なので、学校を大幅に改築するしかなくなる。あるいは完全に建て直したほうがいい場合もある。

大工事になり、しかもこれは公共工事なので電源や冷媒配管も完全隠蔽が必要となる。廊下など天井ボードをすべて剥がして工事することに成りほぼ全校域の改修工事になるので、学校の休みだけじゃ足りなくなる。それが全国規模となったら余計に時間が足りない。

 

結局どうするのか?

夏休み延長については文部科学省は、夏休みの「延長も視野に対策を取るよう各自治体に通知」という対応をした。

要するにクーラーの設置具合によって変更してくれといったものだ。

ただ、この通知は残念ながら意味がなかったようだ。大体地区の中でもクーラー設置率に差があるわけで、教師たちとしては変に夏休みを増やしたり、ズラしたりはしたくない。ある意味では非常に酷な通知といえる。

夏休みを延長したら親からクレームが来るかもしれないし、仮に延長せずに授業をしてクーラーなしで倒れたら学校の責任問題になる。

 

まとめ

政府としては来夏中に全国の学校に設置したい考えだ。すこし遅い気もするが、確実に実施してもらわなければ子供の身が危ない。

延長という提案は個人的には微妙ながら、やや賛成気味かなというところ。静岡県はクーラーの設置率が悪いし・・・

ただ、設置が100%になれば不要かなと。

このエントリーをはてなブックマークに追加