芥川賞を受賞したらどうなるの?その後話題にならない人も
日本の小説界で有名といえば多くの方が「芥川賞」と「直木賞」を思い浮かべるでしょう。
毎年受賞作品がいろいろと話題になるこの二つですが、そこで疑問が。


というわけで、今回は芥川賞を取ったらどうなるのかという点について考えていきたいと思います。ちなみに直木賞ではなく、芥川賞にした理由も付け加えていきたいと思います。
芥川賞を取ったらどうなる?
そもそもこちらの賞ですが、これは文豪であった”芥川龍之介”氏の名を記念した賞です。
正式名称を「芥川龍之介賞」といいます。
文藝春秋の創業者でもある菊池寛氏の名を記念し、直木賞と同時に昭和10年に制定したことがはじまりです。
さて、この賞を取ったらどうなるのか?
ざっくりした解答を言えば「地位が向上+お金持ちになれる」です。
ちょっと簡単すぎましたね(苦笑)
具体的にどうなるのか
具体的に話していきましょう。
まずもって受賞そのものの価値についてです。芥川賞を受賞すると正賞として「懐中時計」が、さらに副賞として100万円が与えられます。
さらに、受賞したことで知名度がアップします。おまけに小説家の給料のひとつである”原稿料”もアップするといわれています。それに加えて当然オファーも来ます。
芥川賞作家となればメディアにも取り上げられ、時の人という扱いになります。小説だけでなくエッセイ、新聞などなど様々なところから依頼があります。
地位向上→給料アップ→売り上げアップ→仕事のオファーが大量に来る→それに応える実力がある→お金持ちになる
という非常に単純な流れとなります。
ただし、そうならない人も結構います。むしろ名前を聞かなくなった人のほうが多いのではないでしょうか。
その後、話題にならない人も
芥川賞を取れば安泰――
そういう感じに映りますが、作家という点でみればそういうわけではない感じです。
というのも、受賞してもその後作家としてヒットを連発した作家はそれほど多い印象はありません。興味のない人にとっては消えたと感じることもあるのではないでしょうか。
実際に小説を書いていない人も結構います。海外に移住した人もいれば、作家活動を完全に辞めてしまった人も多々います。
一概に芥川賞作家といっても、その裏側をみると寂しいものだったりします。芥川賞を受賞することは喜ばしく、作家にとっては大変な名誉です。ですが、必ずしも作家にとって必要不可欠なものではないということかもしれないですね。
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