中高年が引きこもりに陥る原因と今後について考える

日本の新しい社会問題として、中高年の引きこもりが挙げられます。

いい歳して何をしているのか、という意見を持つ方もいるでしょう。しかし、人にはそれぞれ働けない原因があります。

意見君
気持ちはわかるぜ
外に出るの面倒だよな

 

中高年の引きこもりが増えてしまった原因について考えていきたいと思います。

日本で中高年引きこもりが増加

まず、中高年の引きこもりが増加しています。

内閣府が2019年3月に発表した引きこもりの高齢化に関する実態調査で、40〜64歳までの引きこもりの推計人数が約61万人という驚きの数字に。

この数字は40歳未満の約54万人を上回る結果となりました。

つまり、日本全体で100万人の引きこもりがいる計算になります。

とはいえ、現在の日本は定年退職の年齢がブレブレです。60歳~65歳になっているので、定年退職した後の生活を引きこもりというのは中々難しいところです。

ですが、この数字は非常に高いです。日本が引きこもり大国と呼ばれる理由がわかりますね。

そして、性別でみれば男性の割合が75%以上、女性の割合が25%以下と発表されています。

問題は自治体のひきこもり支援策の対象者は若年層が大半という点です。40代が支援を受けられないままに年を重ねれば、親と共倒れになってしまう可能性があります。

これは大きな社会問題です。俗に「8050問題」と呼ばれているものです。

ただ単純に引きこもりになるだけでなく、生活保護の家庭が増えるなど決して他人事ではない問題です。

引きこもりになったきっかけ

きっかけに関してはデータが出ています。

若年層は「学校」がきっかけとなりやすいのに対し、中高年は「職場」が多いことが特徴です。

特に中高年は”退職”がきっかけで爆発的に引きこもりが増加します。

若年層が引きこもる理由としては「働きたくないから、学校に行きたくなりから、外に出るのが怖い」といった理由です。人間関係が理由といえるでしょう。

しかし中高年の場合は就職した経験のある者が圧倒的に多く、職場から離れた後で引きこもっています。

ひきこもりになったきっかけベスト3
退職 36.2%
人間関係 21.3%
病気 21.3%

※内閣府発表のデータです※

退職して引きこもりになるのは何故?

退職したら引きこもってしまう理由。そこにはいくつかの理由が考えられますが、最大の理由は支えが失われ、わからなくなってしまった事でしょう。

仕事は1日8時間、残業が日常的に2時間あり、移動と準備などにも2時間を要したとしましょう。そうなれば平日仕事に傾ける時間は12時間に及びます。1日の半分近くが仕事に費やしたことになります。

それが急になくなったら――

やる事がない(´・ω・`)

誰だってそうなります。

仕事に傾けていた情熱は消えてしまい、普段いない時間に家にいることになります。

子供のころは時間が空いたら友達と遊んだり、ゲームをしたりとやりたいことが盛り沢山でした。しかし大人になるとそういうわけにもいかず、ヒマになります。

会社を辞めたことで社縁が切れ、社会との関係がなくなったような孤独感に苛まれ、そして引きこもりになってしまうパターンが多くあります。

対策と今後

現状では中高年引きこもりは対策が追いついていないのが現状です。

最近になり支援をしようという団体もちらほら出てきましたが、まだまだ対応できていないのが現実です。

年齢を問わずに自立支援をしてくれるところもありますが、この場合は親が電話をかける場合が多く、中高年の場合は親が70~80歳で電話をかけていないパターンが多数です。

上記でも述べましたが、生活保護家庭が増えたら冗談抜きで国が傾く問題です。引きこもりの中には若年層から年齢を重ね、30年引きこもって50代という方もいるようです。

100万人が引きこもりの我が国で、全員が生活保護を貰い出したらどうでしょう。

国のためにも早めの対策が求められます。

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