どうして1日8時間働くのか|労働時間はどうやって決まったの?

社会人の基本といえば「週5日・8時間労働」です。

けど、これっておかしくないですかね?

誰が勝手にこの8時間を決めたのか。別に6時間でもいいし、7時間でもいい。どうして8時間労働なのか。そこに食いつきたい。この労働時間長すぎじゃないですかね?

意見君
今さらの不満だな
そりゃ持つだろ

8時間労働について

日本では8時間労働です。

これは常識というか、社会的にそういう風になっています。ちなみに8時間を超える労働は禁止されており、労働者の健康を守るために、休日を除いて労働者に1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させることを禁じる制度があります。

それが「8時間労働制」です。

もっとも、1時間~2時間の残業はどこの会社でもあるのでこれが守られているとは言えないですが。

しかしここで考えたいのはどうして労働時間が8時間なのかという点です。

どうして8時間なのか

何故に8時間働くのかという疑問。

調べてみると、8時間労働の誕生は日本とは全然関係ないことがわかります。元々はイギリスの産業革命が関係してきます。

その当時のイギリスでは「労働時間が長いほど生産性が上がる」とブラック企業も真っ青になりそうな発想でした。実際に労働時間は1日10~16時間で、おまけに週休1日という完全にやばいものでした。

このあまりにも長くて苦しい労働に社員たちは倒れてしまい、結局は生産性が下がってしまうという事態になりました。

その後にイギリスの実業家が1日10時間労働を訴え、さらに1日8時間労働を新たな目標としました。これに負けたイギリス政府は工場法というものを作ります。

実際にはこの工場法も中々にガバガバだったり、イギリスからフランス、アメリカなどに労働時間に関するストライキなど話は広がっていくのですが――

元はこの工場法が基準となっています。

有名なスローガンもあり「仕事8時間、休憩8時間、自由8時間」といったもので、要するに8時間労働の元になったのは24時間の3分の1だからです。

第一次世界大戦後に国際連盟が創設され、労働時間を一日8時間以内に抑えようという動きがありました。日本でこの8時間労働が取り入られたのは第二次世界大戦後、1947年に制定された労働基準法です。

ざっくりいえば今の8時間労働は海外から入ってきたものといえます。

戦前の日本の労働時間

戦後の日本は8時間労働となりました。

では、その前はどうだったのでしょうか?

実はもっと長く働いていました。

1日の労働時間は海外にも負けず10時間以上でした。基本的には12時間労働です。こちらのソースはしっかりとあります。

意外なことに現在ではブラックと呼ばれる10時間以上の労働を毎日していました。当然過労で倒れる人もいましたが、当時は労働時間規制などなくやりたい放題でした。

8時間労働はおかしい

戦前よりもブラックが薄まったよかった……

ではない。

全然よくない( `ー´)ノ

そもそも言いたいのは8時間が24時間の3分の1だから何だというのか。週5日40時間以下の働き方というのもあっていいでしょう。大昔に制定された労働基準法を今の日本でそのまま採用するというのはどうなのかと思います。

そもそも1日8時間労働は残業のせいで守られていないし、往復の移動時間に1時間を要すれば8時間では全然ないでしょう。

個人的にはもう少し短くするべきかと思います。

世界の労働時間

最後に世界の労働時間について。

2017年度のデータですが、日本の労働時間は22位でした。年間で1710時間という結果でした。

順位 国名
1 メキシコ 2257
2 コスタリカ 2179
3 韓国 2024
4 ギリシャ 2018
15 アメリカ 1780
22 日本 1710

ちなみに1位のメキシコは2257時間で日本より500時間も長く働いていることになります。日本に近しい国を挙げるのなら3位は韓国、15位はアメリカです。

自由の印象が強いアメリカですが、日本よりも長く働いていることがわかります。

意外なことに日本の労働時間は世界的に見ればそこまで長くないことがわかります。といっても、日本ではサービス残業があるので何とも言えないですがね。世界でもサービス残業・みなし残業があるのでしょうかね。こればかりは現地の人でなければ分からない点です。

このエントリーをはてなブックマークに追加